夏の暑さが年々厳しいです。気温の上昇とともに増えているのが紫外線。日陰を作ればよいなら雨傘で代用しても効果はあるのでしょうか?
日傘と雨傘は見た目似ていますが、その役割は全然違います。日傘と雨傘の違いは、日傘は日光を防ぎ、雨傘は雨を防ぎます。最近は晴雨/雨晴兼用の傘も多く販売されていて、どれを使えばよいか迷うことも。
日傘と雨傘の違いは?
夏の強い日差しへの対策に、日傘を愛用している人が増えています。男性も日傘をしている人が増えました。日傘をさすだけでも、感じる暑さが随分違います。
悩むのが、雨予報の日です。とくに、午後から雨など、家を出るときは晴れている場合。行きは日傘が良いけれど、帰りは雨傘が良いだろう…。そんな時には、晴雨兼用の折り畳み傘がおすすめです。
日傘と雨傘って見た目は似ていますし、雨の日用と晴れの日用の違いでしょ?と思いますが、実は役割は日傘と雨傘とでは違います。
大きさの違い
雨傘と日傘を比べると、雨傘の方が大きいです。しっかりと雨を避けたいので雨傘は大きいです。70cmほどの大きな傘も重宝します。できるだけ、ぬれたくないですし、カバンなども濡らしたくないので大きい方が便利ですね。
一方で、日傘は上半身を日光から守れば良いこともあり、コンパクトで軽いものが多いです。雨傘と違い晴れた日は毎回持ち歩くことを思えば、小さくて軽い方が持ち歩きしやすいですね。
石突の違い
傘の先の部分にあり、生地を束ねる部分のことを石突といいます。雨傘は、この石突のところが細長いのも特徴です。雨傘は長さもありますので、地面につくことも多いです。そのため、上部な作りになっています。
日傘は雨傘のように地面についたりすることは少ないので石突も小ぶりです。
生地の違い
雨傘は、雨にぬれないようにすることが目的ですので、防水機能のある生地でできています。空気も通しませんので、晴れた日に使うと暑苦しさを感じます。
日傘は、日光を遮断し、空気は通します。日光の熱を吸収する生地でできています。
晴雨兼用とは
晴雨兼用の傘は、晴れた日に使う傘です。ですが、一時的な雨にも対応できるように、生地が防水・撥水加工されています。そのため、コンパクトサイズのことが多く、軽いです。
突然の雨に一時的に使用する分には良いですが、長時間雨傘として使っていると、雨漏りしてくる可能性があります。ですが、最近の晴雨兼用の撥水力はかなりのものです。撥水力は等級があり、最高等級は5級です。
雨晴兼用とは
雨晴兼用は、基本は雨傘です。そこへUV加工をほどこして、紫外線対策を上げています。もともと雨傘なので、突然の大雨にも普段の雨にも対応できます。ですが、日傘としてUVカット力は、単独の日傘には劣ります。
「晴雨」か「雨晴」かで、意味が違ってきますので、ライフスタイルに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
日傘の色・白と黒の違い
日傘で人気があるのは、白と黒です。日差しへの対策には白と黒、どちらの方が効果はあるのでしょう。
白は光を反射して紫外線をカットしています。すべてを反射しているわけではありません。
一方、黒は太陽の光を吸収して紫外線をカットしています。すべてを吸収してはいませんが、白よりはカット率は高めです。ただ、黒は赤外線も吸収しますので傘自体が熱くなって、見た目も暑く感じます。
紫外線は上からだけではなく、地面や壁などから照り返しで浴びています。そのため、日傘の内側の色も重要です。内側の色は黒の方が吸収してくれるのでおすすめです。白では、傘の内側で反射し自分の顔に当たってしまう可能性があります。
UVカットコーテイングされていれば、外側は何色でも差はありません。
UVカット率は90%以上で「UVカット」と表示できます。さほどカットしなくても、「UVカット」と表記していることもありますので、UVカット99%以上など具体的な数字が表示されている傘が安心です。
一方、遮光と表示している傘もあります。UVカットとの違いは、紫外線だけでなく太陽光も遮ることができます。また、遮光率99%以上でないと遮光と表記できません。
見た目に涼しい白の日傘で、内側は紫外線を吸収する黒を、UV加工コーティングされた遮光率99%以上のものが一番おすすめです。
こちらは、完全遮光遮熱の折り畳み日傘です。UVカット率は99.9%!とても軽くて、ワンタッチで自動開閉できます。また、裏面はブラックコーティングしているので、反射光対策もばっちり。折り畳みなのでコンパクトに持ち運びも楽!晴雨兼用のタイプですが、丈夫で撥水力が高いので、豪雨にも耐えてくれますし、傘を閉じてさっと降れば水滴が簡単に落とせます。
こちらは完全遮光の晴雨兼用のショートタイプの日傘です。遮光率は99.9%で、裏面はブラックコーテイングされているので反射光対策もOKです。カラーも豊富なので好きな色を選ぶことができます。最高等級の5級撥水ですので、突然の雨も平気です。
まとめ
真夏の半端なく暑い気温・日差しを少しでも抑えることができる日傘。何も対策せずに炎天下の中に出るよりも、体感温度をきっと下げてくれるでしょう。
いつでもさっと取り出したいけど、普段はカバンに入れておきたい場合は、折り畳みが便利です。夕立など突然の雨にもある程度対応したいなら、晴雨兼用をおすすめします。
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