手を組んだ時の親指は、右と左、どちら上になりますか? 私は、左の親指が上になります。
腕を組んだ時はどうでしょうか? 60~70%くらいの人は、右が上になります。
手の組み方で、その人の脳が理解するとき(指・インプット)、腕の組み方でその人の脳が表現するとき(腕・アウトプット)に、右脳と左脳のどちらの脳を使っているのかがわかります。
手を組んだ時の親指はどちらが上?
右脳は、身体の左半分の感覚を担い、左脳は体の右半分を担います。右脳は芸術的で、左脳は論理的です。無意識に手を組んだ時に上になる方の脳が「利き脳」で、物事を考えるときに優先的にはたらく側になります。
右の親指が上になる
論理的で理性重視な左脳派です。数字文章で説明するほうが理解しやすいです。客観的な分析が得意で、筋道をたてて冷静に考えます。このタイプに説明するときは、比較できる数字や言葉で論理的に順序だてるようにしましょう。
左の親指が上になる
直観的で感情重視な右脳派です。物事を感覚的に理解することが得意です。このタイプの方には、図やイラストを使って説明するほうが、理解が得やすいです。イメージで情報を認識して記憶するので、左脳で暗記する数千倍の情報処理力があり、暗記ものが得意です。
腕を組んだ時はどちらが上?
腕を組んだ時に上になる側が右腕か左腕かで、アウトプットが右脳か左脳かがわかります。
右腕が上になる
左脳派の人です。物事を説明するときは、倫理的に客観的に、「何がどのようにどうなったのか」を数字や文字を使って表現します。倫理的に組み立てて説明する分、ちょっと理屈っぽいです。頑固で、自分の考えを曲げないところもあります。
左腕が上になる
右脳派の人です。何か説明をするときは擬音語が多いです。「これがバーンってなったらできるから、できたらシャーっとこうするねん」 ジェスチャーまでつくことも。
話をしていると、主語がないことも多く、口下手な方が多いですが、感情は豊かです。擬音語が多く感情優位になりがちなので、内容が薄っぺらく聞こえることが多いです。できるだけ、結論から話すようにしましょう。
指と腕の結果を組み合わせると…
手を組んだ時の親指と、腕を組んだ時に左右どちらが上かを組み合わせてみましょう。指がインプット、腕がアウトプットです。
どうでしたか? 私は、指も腕も左が上でした。
指は右が上で、腕も右が上の場合
インプットもアウトプットも論理的です。そのため、筋道を立てて考えることが得意です。まじめで几帳面なところが長所です。そして、努力家・完璧主義が多いです。旅行のしおりなど作ってもらうと、すばらしいものができそうです。
男性は、真面目で誠実で分析を得意とします。計画をたてて行動します。
女性も、真面目な完璧主義者で信頼できます。ただ、冷静に端的に物事を伝える分、愛想笑いなどは苦手です。
指は右が上で、腕は左が上の場合
インプットは論理的だけど、アウトプットは直感でおこないます。目標や方法がわかっている時は、かなりのスピードでこなします。細かなことは気にしない大雑把なところがありますが、社交的で明るい人やスポーツ選手に多いです。
男性は、コミュニケーション力が高い自信家の人が多く、仕切り上手です。
女性は、聞き上手で場の空気を読むのが上手ですが、その分頑張りすぎて無理しがちです。
指は左が上で、腕も左が上の場合
直感で生きています。直感で物事をとらえ、感覚や直感で動く人です。なんとなくで行動しがちですが、結構その直感は当たっています。また、行動力があり、結構チェレンジャーです。
「出来上がった時に、こう、ふわぁってさ、わかる?こう、ふわぁって感じ」 など頭の中ではイメージできているのですが、相手が同じようにイメージしているとは限りません。順序だてて説明するのは苦手なので、目標やゴールをイメージで伝え、それをするためにどうするのかの説明は省いてしまうことも。自分大好きで、楽天的でマイペースな人が多いです。
男性は、ムードメーカーで裏表がなく交感をもたれやすいです。
女性は、感情が顔に出やすく、チャレンジャーで行動力があります。
指は左が上で、腕は右が上の場合
インプットは感覚的に直感でわかり、論理的に考え答えを出す出世タイプです。負けず嫌いで、何事も自分で決めて行動したい人です。人間関係を重視するので、周囲の人がどう考えるか? 人のためになるには? という考えを持っている人が多いです。
男性は、自分に自信があり周りに流されないけれど、融通が利きにくいこともありますが義理人情に厚いです。
女性は、他人の気持ちを察するのが上手ですが、相手に合わせすぎて苦労することもあります。
どうでしたか?私は、指も腕も左が上でした。
論理的に考えるのは苦手です。イラストなどから入る方が覚えやすいし、さっと動くことができます。擬音語も多いし、思ったことがすぐに顔に出ます。どうやら、私には当たってそうです(笑)
なぜ左脳派が多くなるのか
右脳の動きは、3歳前後の言葉が未発達な頃が一番活発です。成長していくにつれて、言語をつかさどる左脳の方が活発になっていきます。そのため6~7割の人が、成長するにつれて右指が上になり、左脳優位になります。大人になり頭が固くなるのは、左脳をよく使うようになることで右脳の力が低下するためです。
右脳を鍛えるおすすめの方法
右脳を鍛えるおすすめは、そろばんやパズルです。そろばんは計算だから左脳が活性しそうなイメージですが、珠算式暗算は、珠のかたちを思い浮かべてイメージして計算をするので、右脳がとても活性します。
私は小学校の間そろばんを習っていました。大人になった今でも、スーパーでお金を払う時などは、おつりが綺麗になるように暗算で、頭の中にそろばんを思い浮かべて計算しています。小銭が増えにくいので、財布はスリムです。(今は、電子マネーなど便利なものが増えて現金で支払いをする人は減ってそうですが…) 日常生活に右脳を使うものを、ちょこちょこと取り入れて右脳の活性を試みましょう。
まとめ
今回は、手を組んだ時に左と右、どちらが上になるかの紹介をしました。 職場や家庭、学校などで、腕や手を組んでいる人を見かけたら、どちらが上になっているか観察してみてはいかがでしょうか。
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