あなたの手は温かい方ですか?それとも冷え性で冷たいですか? 実は、手の温度でも人の心理傾向がわかります。
結論から言うと、手の温度が高い人は、人付き合いが好きで、人との関わりを積極的にしようとします。
個人差はあると思いますが、人の感情は手のひらにも表れます。普段は手が温かい人でも、緊張すると手が冷たくなるなど、その時々の感情でも温度は変わります。
手の温度が高い人
手の温度が普段から高い人は、人付き合いが好きで、人との関わりに積極的です。見るからに活発でポジティブ感満載です。交友関係や人脈も広いです。このタイプの人は、どんどん積極的に関われば、快く受け入れてくれるでしょう。仲良くなるのも早いです。
また、ワクワクしていたり、リラックスしていたり、前向きな心理状態の時は手も温かくなります。多くの人から信頼されやすく、リーダー的存在になりやすいです。
手の温かい人は副交感神経が優位になりやすいので、物事に動じにくいです。人付き合いも上手ですし、自分に自信がある分、人に対して寛容です。思いやりもあるので、周囲から好かれます。
手の温度が低い人
手の温度が普段から低い人は、人付き合いが苦手です。人と関わることを回避してしまうことが多く、ランチや飲み会に誘っても断られることも。あまりしつこく誘うより、ゆっくり距離を縮めましょう。
一時的に手が冷たくなることもあります。初対面で緊張したり、大事な発表で失敗できないプレッシャーがある時や恐怖を感じている時などに、手がポカポカしてきたということはないのではないでしょうか。どちらかというと、手先が冷たくなりませんか?
緊張すると、交感神経がはたらくので汗が出ます。その汗によって体温が奪われ手が冷たくなります。また、交感神経の緊張によって末端血管が収縮して、血行が一時的に悪くなるのも手が冷たくなる要因でしょう。もともと手の冷たい人は感情が豊かなので、緊張したり、気遣い上手なのですね。
手の湿度が高い人
手の湿度が高い人は、手が湿っている手汗をかきやすい人です。このタイプは、内向的で神経質す。人から誘いを受けても断ることが多いでしょう。誘いは、控えめにする方が無難です。
緊張していたり、驚いたりしたときには、誰でも一時的に手汗は出ますね。普段からしっとりしている人は、感受性が強いので他人への気遣いができ、従順で素直です。手が温かくても、しっとりしている場合は、様子を見つつ控えめな対応をおすすめします。
手の湿度が低い人
手の湿度が低い人は、手が乾いている人です。このタイプは、外交的です。人付き合いが上手で集団の中にもさっと入っていきます。
手が温かく、サラッとしている人は、人との関わりが大好きで、手が冷たくしっとりしている人は、大人数でワイワイするより少数派を好むということですね。
日本人は握手の習慣がないので、手の温かさを確認することが難しいですが、握手をすることがあった時には、こういった心理状態を確認してはいかがでしょう? 相手の感情を察することで、その後の対応を考えることもできます。
例えば、手が湿っている人には、今日はあまり踏み込んだ話はやめておこう。手の乾いている人には、ある程度踏み込んだプランを提示しても乗ってくるかもしれない。など、判断する手段の一つになります。
手の温度に関して、アメリカの心理学者サイモン・H・フィッシャーが、行った研究結果は、著書『体の意識』に記されています。
手が冷たい人は心が温かい?
慣用句に「手が冷たい人は心が温かい」というものがあります。では、逆に手が温かい人は心が冷たいのでしょうか? いえいえ、そんなことはありません。逆説を言うとそうなりますが、手が温かい人はポジティブで人に好かれやすいですし、逆説にはならないので安心してください。
手が冷たい人は、なぜ心が温かいと言われるのかというと、外国の握手文化が大きく関係しています。手が冷たかったり手汗をかいていると、握手をするのをためらってしまう人が多いです。
「手が冷たくて…」と手をこすって温めようとしたりして、相手を気遣う様子も見られます。それが相手にも伝わり、相手から「手が冷たい人は心が温かい」と言われれば、その場が和みますね。
イギリスでは、「Cold hands, warm heart」 とという、「手が冷たい人は心が温かい」という意味の言葉があります。
フランスにも、「Froides mains, chaudes amours.」という、「冷たい手、温かい愛。手が冷たいのは愛している証拠」という意味の言葉があります。
ドイツにも、「Kalte Hand, warmes Herz」「wer kalte hände hat, hat ein warmes herz」という、手が冷たい人は心が温かいという意味の言葉があります。
握手をする文化のある国では、思いやりの言い伝えがあるのですね。
まとめ
いかがでしたか?あなたの手の温度や湿度はどうだったでしょうか。
日本では握手の習慣がないので、人の手に触れる機会はさほどありませんが、もし握手などで手に触れることがあった時は心理状態を感じ取ってみましょう。
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