挨拶ができない人、大人にも結構います。朝出勤して、すれ違う時に挨拶をしても、返事なく素通りされる。または、自分からは挨拶してこないけど、こちらから挨拶すれば返ってくる。こういうこと、ないですか?
挨拶はビジネスマナーの基本中の基本です。同じなら、お互いが挨拶をして気持ちよく一日を始めたいですね。
挨拶ができない人のタイプ
挨拶ができない人にはいくつかタイプがあります。
挨拶をされたときは返す人、人を選んで挨拶をする人、挨拶をされても返さない人です。
または、もともと挨拶されたら返すタイプの人に挨拶をしたときの声が小さくて聞こえていない場合や、考え事をしていてすれ違ったことにすら気づいていない場合などです。
聞こえていない場合は、あなたも挨拶をしない人になってしまうので、相手に聞こえる声量で挨拶をしましょう。
挨拶をされたときは返す人
挨拶を相手からされたときだけ、挨拶を返す人は消極的なタイプです。自分に自信がなく何事も控えめです。結構、このタイプの人は多いです。
ただ、何か考え事をしていて前から歩いている人にも気づいていないだけのこともあります。
人を選んで挨拶をする人
普段から知っている人には自分から挨拶をするけれど、それ以外の人には挨拶できない人は人見知りタイプです。または、敢えて挨拶をしないことで、嫌いだということをアピールしている場合もあります。
挨拶を毎回無視されていれば、その人にだけはこちらももうしないでおこうという気になりますよね。
挨拶されても返さない人
人とのコミュニケーションを自ら断ってしまっているタイプです。それは人見知りからだったり、めんどくさいだけだったり、見下していたりと人それぞれに理由はあるのでしょう。
ですが、職場では、協調性は必要です。仕事は一人でしているわけでなないからです。挨拶すらろくにできないと見られ、印象が悪くなることもあります。さらに、「あえて無視しているのね」と周囲から反感をかうことにもなりかねません。
ただ単に聞こえなかっただけのこともあります。一回挨拶が返ってこなかっただけで判断しないようにしましょう。
挨拶ができない人の心理
挨拶は必要と思っていない
なんで挨拶をいちいちしないといけないの?そんなの無駄なことなどと思っている。挨拶は『業務ではない』『挨拶する時間も無駄』 など、挨拶に必要性を感じていない人です。
プライドも高く、集団を好まない一匹狼タイプです。ですが、挨拶はビジネスの基本であり、社会性の問題ともいえます。挨拶をしないことで相手に不快感を与えてしまうことに気づかない時点で、コミュニケーション能力が欠如しています。
挨拶をしても返ってこないかもという不安感
「挨拶をしても返ってこなかったら嫌だ」 「嫌われてるかもしれないから、挨拶も無視されるのでは」などという不安があり、挨拶をすることにも勇気が必要と思っているタイプです。
挨拶をしても良いのかも迷ってしまい、結局挨拶ができません。また、自分から声をかけることが苦手で、挨拶もその一つになっています。
自分から挨拶をしてスルーされて傷ついた経験がある場合もあります。自分から挨拶をしても、スルーし無視されることは結構ありますので、挨拶が返ってこなくても気にしないのが一番です。
プライドが高い
自分に自信がありすぎ、自分は人とは違うと思い込んでいるタイプです。挨拶は相手からするものとでも思っているのでしょう。相手より自分の方が上というマウントをとっているのです。そのくせ、相手が自分へ挨拶をしないときには腹を立てます。
聞こえていない
相手から挨拶をされたときだけするというタイプの人に、凍えで挨拶をすると相手は聞こえていないので挨拶も帰ってきません。ただ、その場合、あなたも挨拶をしない人と思われてしまいます。相手に聞こえて初めて挨拶をしたことになりますので、相手に聞こえる大きさの声で挨拶をしましょう。
その人と話もしたくない
挨拶をしてきた人のことが嫌いで、話もしたくない場合、挨拶を返さない人もいます。嫌いな人に業務以外の話をする必要はありません。でも、職場ではどんなに嫌いな相手でも、最低限挨拶はすべきです。そしてそれを上司もきちんと指導をしてほしいですね。
挨拶を返さない人への対処法
挨拶を返すか返さないかは相手次第ですし、相手の問題です。挨拶が返ってこなくても、そういう人なんだと考え、適切な距離感を保つことも必要です。
ただ、挨拶を返さない人だからといって、あなたまで同じようにしなくても良いです。挨拶が返ってこなくても、挨拶をきちんとしているあなたの姿を、周囲はちゃんと見ています。事務的でも良いので、挨拶はしておきましょう。
それでも、お互い挨拶をしたい場合は、挨拶をするときに相手の名前を呼んでみましょう。「〇〇さん、おはようございます」と。名前を呼ぶ効果も加わり、相手に安心感を与えるので、繰り返していけばコミュニケーションが取りやすくなります。
普段挨拶をしない人が、取引先の人にだけ笑顔で素敵な挨拶をしようとしても、ぎこちなくて気づかれてしまうかもしれません。普段は挨拶もしない様子をどこかで見られているかもしれません。
まとめ
朝の始まりに、笑顔で「おはよう」と挨拶をするのって、大切だと私は考えています。お互いに、気持ち良く仕事を始めることができると感じます。
ですが、いろんな人がいますので、挨拶を面倒だと思う人もいるでしょうし、考え事をしていてすれ違ったことにすら気づいていないこともあるでしょう。相手の態度に対してはあまり深く考えず、自分からは挨拶をすることを続けてほしいと思います。
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