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血を見るのが嫌で採血が苦手になっている看護師|いつの間にか慣れる

手にハートのイメージを包んでいる医療のイメージ画像 新人ナース/ブランクナース
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看護師になりたいけれど、血が苦手だからきっと務まらない。だって採血をするときに必ず目に入る。そう思って看護師になるのを諦めるの、ちょっと待って!看護師になる前は血が苦手だった看護師さん、結構いるんですよ。

だから、血が苦手だからと諦めるのはまだ早いです♪いつの間にか、血に慣れていることが多いです。血が苦手だから採血も苦手になっている看護師さんに読んでもらいたいです。

慣れていく

悩んでいる看護師の画像

看護師になるまでは、血が苦手だった看護師は結構いますよ。私もその一人です。看護師だから血は平気!なんてことはないです。初めは「無理!」と思っても、いつの間にか平気になっていたことが多いです。または、苦手なままでも耐えられる程度にはなっています。

また、患者さんを目の前にして、傷などから出血していたとして、看護師が声を上げていたら患者さんはすごく不安になります。そう思ったら、冷静さを取り戻すことができるのではないでしょうか。その場に看護師として立っているならば、自分がしなくちゃ誰がする?という精神です。

いすず
いすず

ナース服を着て仕事モードに入ると、平気になるのかもしれませんね♪

血が苦手な患者さんは、看護師が処置している時につい出てしまう言葉にも敏感です。「ん~これ…」のような言葉でも「そんなん言うてたら不安になるやん」などと言う人は多いです。

看護師の不安げな表情や言葉、態度を敏感に察知しますので、悟られないようにハッタリでよいので堂々とする習慣をつけたいですね。内心ドキドキでも背汗びっしょりでも、背筋を伸ばして、『できる看護師』を演じます。凛としていると、度胸も据わってきませんか?その方が患者さんは安心します♪

そうしているうちに看護師としても成長し経験も積んでいくので、気づいた時には『そういえば看護師になりたての頃は血を見ただけで倒れそうになったなあ』と懐かしい思い出になっています。

それでもどうしても苦手!という場合、リハビリがメインのデイケアなどや老人福祉施設、回復期リハビリ病棟などは血に出会う機会は少なそうです。療養病棟も褥瘡の傷はみますが、さほど血に出会うことはありません。他にも、看護教務や保育園など看護師資格を持っていることで働ける現場はあります♪

血が苦手でも看護師になれる~私の場合~

やる気の看護師画像

血を見ることが比較的少ない療養病棟でも、毎日のケアなどで多少なりとも血を見る機会はあります。そうするうちに耐性ができてきます。

私は、血を見るのは大丈夫になりましたが、傷を見るのは苦手です。創傷管理の特定行為研修を終了していても…です。

今は療養病棟勤務なので、時々ある採血や褥瘡の創部を見る程度です。自分が褥瘡のデブリをしたり、デザインRで評価をしたりするのは平気です。ですが褥瘡の傷を医師が切開しているところや、他の看護師が点滴などで針を刺しているのを見るのは、まだ苦手です。

なんなら、ドラマで手術のシーンなど皮膚をメスで切るシーンは、今でも目をそらしてしまいます。ですが、不思議なもので自分がデブリードマンをする時は褥瘡の傷も全然平気で切除しますし、ひどい褥瘡の処置も自分がする時は平気です。むしろガン見です。

私は点滴をするのは得意ですが、自分がされるのは無理です。見るのは苦手な人でも、するのは平気かもしれませんよ♪

*褥瘡;寝たきりの患者さんなど、同じ体位が長いと自分の体の圧で血行が悪くなって皮膚が壊死してしまうもの。

*デブリードマン:褥瘡の傷などの皮膚が壊死しているところを切り取ること。医師以外にも創傷過程の特定行為研修を終了している看護師は医師の手順書があるとおこなうことができます。

血が苦手な人が血をみて倒れる理由

倒れている木の人形画像

血を見るのが苦手な人が血を見た時に倒れる時、体の中で何が起こっているでしょう?

これは、迷走神経反射によるものです。精神的なストレスや過度な疼痛、臓器内疾患によって刺激される、誰にでも起こりうる副交感神経のひとつです。

血液を見た時に、まずストレスを感じ心拍数が上がります。上がった心拍を抑えようと迷走神経が過剰に反応します。そのために、急激な徐脈と一時的な血圧低下を起こし全身に血が回らなくなります。脳にも血が回らなくなるのでふらつきや失神を起こしてしまうのです。

私も迷走神経反射発作を何度か起こしたことがありますが、私の場合ゆっくり意識が遠くなったため、そばに居る人が気づいて支えてくれて、幸いどこもぶつけずに倒れることができました。

その時の脈拍は30回/分ほどで、このまま死ぬの?と思いながら意識がなくなっていったのを覚えています。そのため、採血や予防接種は敢えて交感神経を活性させておくように、ずっとしゃべって(騒いで?)います。きっと私は患者としては、めっちゃ嫌なタイプです。

迷走神経反射

ストレス,強い疼痛,排泄,腹部内臓疾患などによる刺激が迷走神経求心枝を介して,脳幹血管運動中枢を刺激し,心拍数の低下や血管拡張による血圧低下などをきたす生理的反応。脳幹血管運動中枢からの刺激は末梢各臓器の運動枝を介して,伝えられる。運動枝は骨盤内臓器を除く全臓器に分岐し,気管喉頭や消化管機能に影響を与える。本反射は生命維持のための防衛反応であるが,過剰反応をきたして身体異常を生ずることがある。排尿時の迷走神経反射により血圧低下をきたしたり(排尿時失神),迷走神経の過緊張により一過性の心停止をきたし失神することもある(迷走神経性発作vagal attack)

引用元;迷走神経反射 日本救急医学会・医学用語解説集 (jaam.jp)

まとめ

血が苦手でも看護師として働くうちに耐性ができて慣れていくことが多いです。なにより、看護師になりたいという気持ちが大切です。自分のなりたい看護師像を思い描きながらはたいているうちに、慣れているものです♪それでもどうしても血だけは苦手!という場合、血をみる機会が少ない場所を選択するというのも一つです♪

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