ふと気づくと腰に手を当てていることありますか?男女ともに腰に手をあてるしぐさを見かけます。無意識にしているときと、意識的にしているときがあります。腰に手をあてているとき、どんな心理が隠されているのでしょう。主な心理は、他人を見下しているとか、自分を大きく見せたいなどがあります。
自分ではそんなつもりがないと思っていても、偉そうに見えたり上から目線に見えたりして、相手に嫌な印象を与えがちです。腰に手を当てていると気づいたら、手を前に持ってきたり姿勢を正したりして意識的に止めることをおすすめします。
腰に手を当てるのは癖?
腰に手をよく当てている場合は、クセになっている場合があります。何かとても腹が立つことがあったり、何か自分の意見を言いたい時など、自分を大きく見せたい時にしていることが多いです。腰に手を当てると、自然と背筋が伸び手を当てる分横にも大きく見えるためです。
また、自分に自信のある時によくするしぐさで、自分に自信がない人はこのしぐさはしません。もしそれが癖になっていて、目上の人の前では腰に手を当てて立つしぐさはマナー違反になりますので注意が必要です。
腰に手を当てる時の心理
他人を見下している
腰に手を当てることで自分を大きく見せ、自分は強いと無意識にアピールしています。そうすることで自分の方が相手より上だと示しています。相手を下に見ているということは相手を否定していることと同じです。自分から折れるつもりはないため、話を聞いていてもその話を受け入れるつもりがないです。
立場が下の人がしていると、反抗的と思われてしまうので気をつけたいポイントです。
同じ立場の人がしていた場合も『偉そうにしてる』などとあまり良いイメージを持たれません。
自分の主張を通したい
腰に手を当てて立つと、背筋が伸び姿勢が良くなり、腰に手を当てる分横にも大きく見えます。そうすることで、相手を威嚇し自分の思い通りに動かしたい気持ちがあります。
動物が威嚇する時でも大きく見せますよね。アライグマやレッサーパンダなど多くの動物は立ち上がり前足を大きく広げます。それと同じで自分の体を大きく見せることでアピールしています。
警戒している
人とは一定の距離を保っていたい警戒心が強い場合です。腰に手を当てることで少しでも自分のスペースを確保するために腰に手を当てて広げています。このタイプの人はあまり自分のことをオープンに話すこともありません。
初対面の相手に自分の心に踏み込まないでという警戒心が強く、拒絶反応のこともあります。人と関わりたくないというよりは、人付き合いに失敗したくないのでまずは初対面の相手をよく知りたいという気持ちの表れのこともあります。
このタイプの人には、初めから無理に詰め寄らずに少しずつ距離を縮めていく方が良いですね。
イライラしている
腰に手を当てている人の表情も固いなら、イライラしている可能性があります。怒りの感情は周囲を威嚇しコントロールしたい思いがあります。
小さなお子さんを叱る時腰に手を当てているお母さんは多いのではないでしょうか?
宿題せずにゲームばかりしていた息子に「先に宿題済ませなさい!」という時は腰に手を当てていました。
ただ片手だけ腰に手を当てている場合は、起こるのを通り越して呆れていたり、うんざりしていることも。
イライラして腰に手を当てていそうな場合、あまり刺激するとさらに怒らせることになりかねないので、そっとしておきましょう。
やる気がある
腰に手を当てるしぐさは、ポジティブな面もあります。腰に手を当てて立つしぐさには自分への自信の表れがあります。自分をもっとよくしたいと思ったり、何かに集中しているときにも腰に手を当てています。この場合は、行動や言動からもポジティブさが出ているため、わかりやすいです。
存在感を出す
腰に手を当て少しでも自分を大きく見せることで存在感をアピールしていることもあります。目立ちたい心理がある人です。モデルが良くする腰に手をあてるポーズも自分をより魅力的に見せて注目してもらうためです。
ただ、腰が痛い
腰痛持ちで、腰が痛い時にも腰に手を当てるしぐさをしています。腰に手を当てて立つと、腕が突っ張り棒の代わりになるので下半身の筋力を使わずに済むため楽です。親指を後ろにして腰に手を当てて、親指がちょうど当たるところを抑えると気持ち良いです♪私も、腰が痛い時についついここを押してしまいます。でも正面から見ると、腰に手を当てているように見えています。
ですが、腰に手を当てることが癖になると、下半身の筋力はより衰えてしまいますし体も前傾姿勢になります。筋力が弱るためさらに腰に手を当てる回数が増えてしまいます。その結果、骨盤が歪んだり腰痛を引き起こしたり、悪化する原因になりますので、できるだけ控えた方が良いです。本人は腰が痛いだけでも、周囲からは良くないイメージで誤解される可能性もあります。
腰に手を当てるしぐさを改善するには
ただの癖だったとしても、周囲からは『あの人いつも偉そうで不機嫌そうだし関わらないようにしよう』と思われているかもしれません。誤解されてしまいかねないので、癖になっているならやめるようにしたいです。
腰に手を当てるのが癖になっている場合は、まずはそれを自覚することです。後ろで腕を組むなど意識的に腰から手を離すようにします。
イライラして腰に手を当てている場合は、深呼吸をして気持ちを静めましょう。
腰が痛くてついついしてしまう場合は、ストレッチで痛みを和らげたり、一時的にコルセットをしたり、腰に手を当てる以外の方法で緩和をしましょう。背筋をすっと伸ばし、手を前で繋ぐ姿勢を意識するとこの姿勢だけで良い印象に見えます。
また、背筋を伸ばし正しい姿勢をする時は、腹筋回りのインナーマッスルと背筋を使います。腹筋や背筋、大臀筋、大腿四頭筋です。姿勢を正しくしようとするだけで、これらの筋力が鍛えられます♪
腰に手を当てているのが癖になっていたなら、またしていると気づいたらその姿勢のままで背筋を伸ばし肩甲骨を内側に一度寄せてすっと力を抜き、腰に当てた手を離すと正しい姿勢の出来上がりです♪
まとめ
腰に手を当てるしぐさは、相手への威嚇や拒絶の表現が大半です。そのためあまり良いイメージには見えませんが、癖になっていると意識をすることで改善できます。その癖を利用して逆に姿勢を正す意識付けに変えてみてはどうでしょうか。
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