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療養病棟ではたらく看護師の仕事内容は?

青空とベッドとハートの画像 看護
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療養病棟で働く看護師の役割とはどういったものがあるでしょう?療養病棟は、慢性期です。患者層は高齢で寝たきりの患者さんが多いため、どちらかというと看護は診療の補助よりも療養上の世話に重点が置かれています。

ブランクがあって一般病棟で復職するのが不安な方や、療養病棟で働いてみたいけどどんなところだろうと思う方必見です!

私は10年以上医療療養型病院で働いています。その経験から記事を書いていきたいと思います♪ 

療養病棟のイメージと実際

考え事をしている看護師の画像

療養病棟はどんなイメージがあるでしょう?療養病棟は時間がゆっくりしているので患者さんと向き合えるんじゃないの?とよく聞かれることがあります。

確かに、一般病棟のような忙しさはありません。でも、療養病棟も日々に業務に追われることもしばしばあります。

コミュニケーションが難しく患者さんからの訴えがないことが多いため、いつもと違うことにいかに早く気づけるよう看護師の観察力が大切になります。

意外と忙しいところもある

療養病棟の患者さんは、状態は安定していても、長期寝たきりの状態だったり、疾患上コミュニケーションがとれない方や認知症の方など多くおられます。

そのため療養病棟では、診療の補助を行うよりも、おむつ交換や食事介助、入浴介助など療養上の世話を行う事が多く体力が必要です。
また、自己喀痰ができない方が多いと、吸引が頻繁に必要になります。

一般病棟と違って、看護師の数が少ないため受け持つ患者数は多くなっています。業務自体は多くはなくても、看護師の数が少ないために業務に追われて忙しい時はあります。

ですが、日曜や祝日は比較的ゆっくりと業務ができることが多く、平日にできない患者さんとのコミュニケーションなどができますよ♪

オッケーサインをしている看護師の画像

車椅子に移乗できない方も多く、大部屋の廊下側の病室だと周りに見える景色は壁や家具、カーテンですよね。時々、ベッドごとロビーに出て窓の外を眺めながらコミュニケーションを図っています。


普段、無口な患者さんでもそういう時は、たくさん話をしてくれることもあります(#^^#) 
穏やかな表情で話しをしている患者さんを見ると、こちらもほっこり嬉しくなります♪

また、寝たきりの患者さんが多いため、おむつ交換や体位変換など体力を使う介助が多いです。体力的にはハードです。コルセットは必須ですが、療養病棟の看護師は結構パワフルですよ♪

それでも最近は、スライディングシートやスライディングボードを導入して、ノーリフトケアをしているところも多いです♪

療養病棟も忙しいとは書きましたが、どんなに忙しいといっても残業するほどではなく、朝の情報収集も入退院が激しくないため、変化のあることだけで済むので短時間で済みます♪

私は息子を保育園に預けて働いていた頃でも、朝情報集のために早めに出勤しなくて良いこと、残業がほとんどなかったことで、育児と家事と仕事の両立はしやすかったなぁと感じています♪

認知症看護に強くなれる

認知症の患者さんも多いため、認知症のケアに対してのスキルは上がります。

ただ、持続点滴をしていても工夫して固定しないと抜かれて入れ直し…というイレギュラーな業務は日常茶飯事になります。

高齢者の脆弱な血管への点滴って難しいんです。なので、採血やルート確保のスキルは上がります。
私は、難しい血管ほど燃える方です( *´艸`)

看取り

高齢者の寝たきりの患者さんが多くおられるので、看取りも多くなります。人生の最期に向き合うことになりますので抵抗感がもしもあるならば、療養病棟で働くことはきついかもしれません。

ただ、老年期看護や認知症看護、看取りのケアやグリーフケアに興味のある方には療養病棟での勤務経験はきっとあなたの学びになると思います♪

他職種との連携

介護の役割も多いため、介護士との関わりは濃いです。療養上の世話は介護士と協力して行っています。

また、リハビリとの調整や連携も看護師の大切な役割になっています。集団リハビリも療養病棟では楽しみの一つだと思います。車いす移乗ができる方に行っています。

リハビリ室で集団リハを行っていますが、歌を歌ったり大きな柔らかいボールを投げ合ったりなどをしていました。普段病室ではしないようなとても楽しそうな顔をしている患者さんたちが印象的でした。

療養病棟でよく行う診療の補助

療養病棟で行う診療の補助は多くはありません。私の勤務する療養病棟で、よく行うものを書き出してみます。

・痰の吸引
・末梢点滴のルート確保
・バルーンカテーテル挿入
・経鼻カテーテルの挿入
・浣腸、摘便
・CVCやPICCなど輸液の管理
・医師の処置介助(胃瘻カテーテル交換、気管カニューレ交換、CVC挿入など)

まとめ

療養病棟は一般病棟とは違う忙しさがあります。でも、長期入院をしている患者さんが多いので、患者さんとの関わりは濃くなり信頼関係も築きやすいです。長く関わっているので、普段の様子をよく知っています。そのため、いつもと違うことにも気づきやすいです。

じっくりと関わっていきたい方には療養病棟はおすすめです。情報収集などの時間が少なく済むので朝の出勤時間も遅めで良いですし、残業が少ないということで育児との両立も計りやすいですよ (^-^)

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