人と話すときに目を見ていますか? 子供のころ、話すときは相手の目を見なさいと言われた経験のある方は多いのではないでしょうか?
ですが、人の目を見ながら話し続けるのは難しいですし、相手にも不快感を与えてしまうこともあるのです。人の目をみて話せない人の心理や対策を紹介していきます。
人の目を見て話せない人の心理
人と話すときに、相手の目を見て話すのは一般的にあることですが、ずーっと相手の目を見続けたまま話している人は、実はあまりいません。数秒に1回ほどは、目をそらしていることがほとんどです。
逆に、ずっと目を見続けられると威圧感や不快感を感じる人もいます。ガン見されることで、不用意な発言をしたのでは?などと相手を動揺させてしまうこともありますので、適度に視線をそらすことも必要です。
会話の中で相手の目をチラッと見ることはできても、すぐにそらしてしまう方もいます。目をすぐにそらしてしまうために、相手に避けられている?と受け止められてしまうこともあります。普段から目を見て話すことが苦手な場合の心理を紹介します。
気持ちを見抜かれたくない
相手の目を見て話せないときは、逆に相手から見られたくないという気持ちがあります。目を見て話すと、自分の心を見透かされているのではないかと考えてしまうタイプの人は、目をそらしがちです。好きな人に自分の気持ちを気づかれたくなくて、目を見れないこともあります。
照れている
好きな人と話している時などは、恥ずかしくて直視できないこともあります。ドキドキして緊張してそっけない態度をとってしまうことも。ですが、逆に相手からすると、嫌われているのでは?と受け止められる可能性もあります。
恥ずかしい・人見知り
話している相手の目を見続けていると、恥ずかしくなって目をそらしてしまうこともあります。お互いが目を見て話しているということは、相手は自分を見ているということです。それが、相手から見られているという感覚になり、恥ずかしい感情になります。
また、自分が何か変な発言をしてしまったから、相手はじっと自分を見ているのでは?など考えてしまうと、もっと目を見ることができなくなってしまいます。
警戒している
話している相手のことを信用でいない場合、視線を合さないことがあります。その場を離れたい気持ちや、その人と距離を撮りたいという気持ちの表われです。それでも、警戒している程度なら、多少なりとも視線は合います。
逆に、全く目を合わしてくれない人がいれば、その人から嫌われている可能性が高いです。その場合は、眉間にしわが寄ったり、態度もそっけなかったりと他にもしぐさに出ていることが多いので、総合的に判断できます。
隠し事がある
話している相手に何か隠し事をしているときも、目を見れないことがあります。目を見て話すことよりも、墓穴を掘ってしまわないように会話の内容に気がいっているのです。目をみて話すことができないというよりは、目が泳いでしまっていることも多いです。
目が泳ぐときの心理はこちらの記事に詳しく書いています。
自信がない
自己肯定感が低く、自分に自信がない場合、相手との会話にも態度に出てしまいます。話す内容に気を遣うだけでなく、話し方や言葉遣いなど気にすることがたくあります。いろんなことを考えながら話しているので、目が泳いでしまいます。
相手の表情や態度を敏感に感じ、機嫌が悪そうに感じた途端、自分の発言が何か気に障ったのかな?などと考えて、更に動揺してしまいます。
相手の目を見て話すには?対策を紹介します
目の周囲を見て話す
人と話すときに、必ず相手の『目』を見ないといけないわけではありません。目の周囲を見て話すだけで、人はちゃんと目を見て話をしてくれていると感じます。
眉間や鼻、耳、頬、おでこなど目の周囲を見るだけで大丈夫です。ソーシャルディスタンスの距離を保って話をするので、顔の他のパーツを見ながら話しても気づかれません。
あなた自身も、目を見て話していないので、気持ちを楽に保つことができます。ただ、目を見ていない分、逆にずっと眉間を見続けて話してしまう可能性があります。
相手からするとずっとガン見されていると思って、引かれてしまわれないように、時々目をそらすようにしましょう。
自分に自信を持とう
自分に自信がないと、声も小さくなったり目が泳いだりして頼りない印象を与えてしまいます。
例えば相手と会話しているときに、相手が腕を組み始めたり、指をトントンし始められると動揺します。何か気に障ることを言ったのかな?と不安にもなるでしょう。相手がいら立ち始めたと感じたなら、話をさっと切り上げてその場を去るのも一つです。
ですが、もしかしたら、あなたとの話で不機嫌になったのではなく、無意識だったり、あなたの後ろを通った人に一瞬意識がいったりしただけだったり、あなたに関係のないしぐさのことも多いです。
自分に自信がないと、相手が発するすべてのしぐさをネガティブに受け取りがちですが、さほど相手は考えていない場合がほとんどです。
「また、始まってる。私の悪い癖。気にしすぎが出てる」と、意識的に考えると気持ちが楽になります。
目を合わしてくれない人への対策
あなたは目をみて話しているのに、相手はまったく目を見てくれない場合もあります。嫌われているのかな?と考えてしまうかもしれません。
ですが、上記のように、嫌いだから視線を合さないわけではない場合も多いので、気にしないことが一番です。ただの考えすぎだったということも多いです。
例えば、人見知りなだけなら、打ち解けてきたら気づいたら目を見て話すようになっている場合もあります。
親しい間柄の場合は、最近目が合わなくなったけど何か気に障るようなことした?とやんわりと聞いてみるのも一つです。何か誤解があったなら、話をして解決することもできるでしょう。
態度からしても嫌われていると感じたときは、そっと距離を置いて様子をみてみましょう。無理して距離を詰めようとしても逆効果になります。
まとめ
特に職場など、会話などからのコミュニケーションをとることも報連相をするうえでも必要です。特に今は、マスクをしていることが多いので、目からの情報がより大きくなります。
目をみて話すのは苦痛だと感じるときは、眉間など目の周囲を見るように意識するだけで、グンと人との会話が楽になりますよ。
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