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好意の返報性で職場の人間関係を良くしよう!

笑顔でハートの箱を持っている女性の画像 気持ち
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職場で一番問題になるのは人間関係です。人間関係を良好に保てている方が、仕事もしやすいですし、ストレスも少ないです。人間関係に影響する返報性の法則を紹介します。

好意の返報性は、自分が相手に好意を示せば相手も好意を返してくれるという意味です。逆に、相手から受けた敵意に対し、仕返しをしたいと感じる敵意の返報性というものもあります。

好意の返報性を利用して職場の人間関係をスムーズにする

女性2人で談笑している画像

人から何かしてもらったら、お礼をしないといけないと思ったことはないでしょうか? してもらいっぱなしでは、申し訳ないという気持ちが働くためです。これは、人の感情の部分に働きかけるものです。

相手からされたことと、同程度の反応をしたくなります。それが、返報性の法則で、人間関係をスムーズにするためのテクニックです。好意の返報性を使うことで、職場の人間関係は、よりスムーズになります。

例えば、人になにか手伝ってもらったら、次に同じようなことがあったときには手伝おうと思います。

試食をしたから何か買って帰ろうなどと思う気持ちも、好意の返報性が働いています。

自分の誕生日にプレゼントをくれた友達には、その友達の誕生日にはもらったものと同程度の額のプレゼントを送ったり、
SNSの「いいね」をされると、お返しに「いいね返し」をしたりというのも、返報性の法則です。

このように、義理や人情の気持ちで成り立っています。

日本のことわざにも、『情けは人の為ならず』というのがあります。これも返報性の原理です。

これは、情けは他人のためだけではなく、いずれ巡り巡って自分に恩恵が返ってくるから、人には親切にしておきましょうという意味です。

職場で使える好意の返報性

好意の返報性は、相手に好意を示せば、相手も好意を示してくれことをいいます。恋愛関係だけでなく、友人でもビジネスの場でもこの心理ははたらきます。とくに、関係性が深くないときほど、よく返ってきます。

笑顔を向けたり、穏やかに話しかけたり、相手に対して好意を持って接するなどです。そうすると、相手も同じように返してくれます。特にチームリーダーや管理職がこの行為の返報性をうまく使えば、チーム全体や、職場全体の雰囲気が良くなっていきます。

笑顔とさわやかな挨拶はとてもかんたんなのに、ものすごい効果があります。

新入職や転職したときに、なかなか新しい職場になじめないと感じている時にも、この好意の返報性は役に立ちます。新しい職場では、それまでいる職員の人たちに気に入られることで、輪に入りやすいです。

すべきことは、たった1つです。職場の人達を好きになることです。

職場の人たちの良いところを見つけて、人間として好きになりましょう。好意を持って、職場の人と接していくうちに、職場の人たちからも好意的な対応をしてもらえるはずです。人にやさしく接するということはメリットがたくさんありますね。

返報性の原理の注意点

ガッツポーズをしている女性の画像

期待しない

自分はあの人に恩を売ったのに、あの人はそれを返してこないと不愉快になるのは違います。自分はあの人の仕事を手伝うのに、あの人は私が忙しい時に手伝ってくれないなどと考えないことです。

手伝ってくれるのを期待してしまうと、相手からの返しがないときに腹が立ちます。返報性の法則は、必ず誰しもが行うものではなく、受けた恩は返すのが当然!と強要したり、期待すべきものではありません。

期待しなければ、相手から返ってこなくても腹は立ちません。ですが、あなたの好意は周囲の人が見ています。続けているうちに、いつかきっと何らかの形で返ってくるのではないでしょうか。

バランスを意識する

好意を相手に与えると、その分が返ってくるのなら、どんどん好意を押し付けよう!というのは違います。また、自己犠牲をしてまで、与え続けるのも、そのうち負担になります。やりすぎの親切は、逆効果になります。あまりに親切が過ぎた相手には、警戒心を抱き始めるためです。

もらった方も、もらうばかりで返せないなら、それがやがて罪悪感となって、あなたの好意が重荷になります。そのため、何事も適度なバランスが必要です。

敵意の返報性

腕を組みイライラしている人の上半身の画像

嫌なことをされたときは仕返しをしたいと思うことも同様で、返報性の原理によるものです。

悪意を持って接すると、相手は悪意を抱きます。相手に嫌われていると感じたら、その相手を嫌いになることありませんか? 相手の態度や表情、言動から「あなたが嫌い」というサインを感じ取ったために、あなたもその人を嫌いになるのです。

譲歩の返報性

相手に譲歩させたら、自分も譲歩で返すことを譲歩の返報性と言います。

例えば、職場で勤務変更をしてもらった人に、別の機会に勤務変更を頼まれたら断りづらいのでOKする、などです。

これは営業のテクニック 「ドア・イン・ザ・フェイス」 でも使う方法です。例えば、「1万円の寄付をお願いします」と言われて、断ったとします。そしたら、子供が一生懸命作ったこのポーチを500円で買ってくださいと言われたら、断った罪悪感に加えて、1万円を500円に譲歩してくれた借り感によって、そのポーチを買ってしまうというものです。

譲歩の返報性でも、見返りを求めすぎたり、高価なものすぎると相手は不快に感じます。そして返報性の原理は働かなくなりますので、『ほどほど』で活用しましょう。

自己開示の返報性

相手が心を開いて接してきたら、こちらも心を開きたくなるのも人情です。

例えば、相手の秘密を打ち明けられたら、信頼感が高まったり、相手がとても気さくに接してくれたら、自分も心を開いて話すことができるなどです。

時と場合によりますが、初対面の人には、委縮したり失礼のないようにと意識しすぎて、ふだんよりしおらしくなっているよりも、普段の自分のまま率直に話をするほうが、相手との距離も早く縮まりやすくなります。

まとめ

返報性の法則は、誰でも簡単にできるものです。とくに、笑顔とさわやかな挨拶は、即実践できます。優しさは優しさで返ってきますし、そういう環境で過ごせば人間関係も良くなり、その場は素敵な空間になります。

イライラして過ごすも1日。ニコニコして過ごすも1日。同じなら、ニコニコと過ごしていきたいものですね。

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