豆腐メンタルとは、豆腐のように打たれ弱く、脆くて崩れやすいメンタルのことを言います。ちょっとしたことで落ち込みやすく、メンタルが崩れやすいデリケートな人のことを指します。豆腐メンタルが悪いわけではありません。
ですが、普通なら傷つかないことでも傷ついてしまいやすく、それが続くと心が疲れてしまいます。まずは自分の傾向に気づき認めることで、どんな対策をするとよいのかが見えてきます。
豆腐メンタルとは
豆腐メンタルとは、豆腐のように脆くて、精神的に弱いメンタルのことをいいます。豆腐メンタルを言い換えれば感受性が高く、人の気持ちを繊細に感じ取るこができるため配慮ができる人です。
「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」 のオリジナルストーリーを見た、一部のユーザーによって使われるようになったのがきっかけの造語です。
例えば鍋の絹ごし豆腐は、そっと箸で掴んでも崩れてしまいます。掴んだ方は、そんなに力入れてないのに! とイラっとしてしまうこともありますが、そう思ってもお豆腐はどうしようもありません。箸で掴まれると崩れてしまうのです。豆腐メンタルは、そのような状態と同じです。
豆腐メンタルの共通する特徴
傷つきやすい
豆腐メンタルの人は、とにかく傷つきやすいです。少しきつく注意されたときや、冗談で言ったことでも、真に受けて傷つき落ち込んでしまいます。自分が責められていなくても、近くで怒られている人を見かけるだけで、自分のことのように感じて傷ついてしまいます。
仕事でも恋愛でも心が折れた乗り越えることができません。立ち直るのも時間がかかります。そんな豆腐メンタルの人がなにかミスをした日には、必要以上に自分を責めてしまいます。周囲の人からすると、そんなことで!?と思ってしまいますが、本人はどうしようもありません。病気ではなく、心のありようの問題です。
空気を読みすぎる
相手の顔色をうかがいすぎて、もしかすると怒らせてしまったのではないか?不機嫌そうなのは自分が何かしたのではないか?などと、周囲の人の顔色を見て思い悩んでしまいます。「傷つきたくない」という思いが強いためです。
ネガティブ思考
思考回路そのものが、ネガティブになってしまいがちです。周囲の人の励ましや誉め言葉すらも、自分への批判や皮肉と受け取ってしまうこともあります。人への頼み事や誘いも、断られたときに「自分が嫌いだから?」などと考えてしまいがちで、そのために人を誘ったり人に頼んだりすることが苦手です。
あなたが誘いをお断りする時、相手が嫌いだからでしょうか?その日は他の予定が入っているなど、何か断らないといけない他の理由がありますよね。あなたが誘った時に断られたときも、自分は嫌われているからなどと考えずに、何か事情があるのだと考えましょう。
自己肯定感が低い
失敗の経験が、次もまた失敗したらどうしようという不安につながり、「自分なんて…」と自己肯定かの低さから自分に自身のない状態です。新たなチャレンジをするよりも、保守的になります。
『敗は成功のもと』という言葉もあるように、失敗をすることで次回の対策ができます。失敗を恐れる必要はありません♪
完璧主義
何事も完璧にしないと気が済まないからこそ、少しでもできなかった部分をピックアップして自分を責めてしまいます。それが積み重なると、自己嫌悪に陥りネガティブ思考につながります。
豆腐メンタルの克服方法
顔色をうかがわない
人の顔色を気にするよりも、自分がすべきことに集中することが大切ですが、なかなか気になって集中できないものです。相手を気にかけることも大切ですが、そのせいで自分の気持ちを抑え込んでしまわないようにしましょう。
自分の気持ちを外にだすために、気持ちをノートに書きだしたり、口に出して言ってみたりしてみると気分が晴れてきます。
自宅で独り言を言うのはストレス発散におすすめです!私はよく入浴中にその日のことを思い返して、ブツブツと独り言を言っていたりします(^^)v 結構、すっきりしますよ♪
ポジティブ思考に
その日起こった出来事を、思考の中でポジティブに変換するだけでも気持ちは軽くなります。初めは難しいですが、継続は大きなものです。
その日あったことで気になることを書き出してみましょう。初めはネガティブワードが並んでいるでしょう。その書き出したものを、ポジティブワードに変換していきましょう。
例えば、「いい加減」 → 「おおらか」 「気が弱い」 → 「優しい」 「悲観的」 →「想像力が豊か」 など、ポジティブな言葉に変えるだけでも、気持ちが楽になります。
また、ネガティブ言葉をできるだけ使わないように心がけることもひとつです。「どうせ私なんて」「でも」などはできるだけ避けましょう。
完璧主義をやめる
何事も完璧じゃなくても良いのですし、完璧な人間なんていません。そのため、できなかったことがあっても、そんな自分も受け入れてみませんか?
客観的に見てみると、あなたのせいでできなかったわけではないことも多いはずです。人はミスをするものです。ほとんどのミスは、いくらでもやり直すことができます。
「まぁいっか。なんとかなる」 「こんな日もある」 と100%を求めないことも大切です。その中でも、できたことに目を向け、ここはうまくできなかったけどここは良かったなどとできた部分を思い返して自分をほめましょう♪
まとめ
豆腐メンタルの人は、人よりも繊細な心の持ち主です。ですが、そのままでは毎日仕事などで人と関わると必要以上に疲れてしまいます。まずは、自分は豆腐メンタルだということを認めることです。
認めることで、対策するための行動、思考過程を考えることができます。ネガティブ思考をポジティブ思考に変換しながら、少しずつ克服していきましょう。
その先には、きっと理想としている自分が充実した日々を送っているはずです♪
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