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「するべき」が口癖の人はどんな心理がある? 「べき思考」を手放せば気持ちが楽になる

指さして責めている赤い服を着た女性の画像 気持ち
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会話の中で、「~すべき」 という表現を耳にすることはありますか?「これは、こうすべき」 などのワードが時々会話の中に出てくるというのではなく、「~べき」が口癖になるほど頻繁に使う場合、完璧主義の人や自分に自信がある人に多いです。

ですが、「~べき」という考え方によって自分自身も縛ってしまうことになります。人間関係を円滑にしたいときに、「するべき」という表現を使うのは注意が必要です。

「~べき」という思考をしないようにすることで 「しなければならないきゅうくつ感」 から解き放たれて 「しなくても良い」 「他の方法をしても良い」 と思うことができ、気持ちが楽になります。

「するべき」が口癖の人の心理

指をさしている女性の画像

「~べき」という思考が強いのは、「~しなければならない」という思い込みからきています。その原因は、自分の過去の経験から、そのようにしたら “よい結果になった” “ほめられた” などによって生まれるその人の価値観です。

ですが、良い結果になったから次からもしよう!というよりも、「~べきだから~しなければならない」という、なにか呪縛のようになってしまいます。

完璧主義

完璧主義の人は、何をするにも手を抜かず常に完璧じゃないと気が済みません。努力を惜しまずに完璧に手を抜かずに物事をこなすのは、それはそれで素晴らしいです。ただ、やっかいなのは、それを他人にも求めてしまうことです。

自分にも他人にも厳しいのです。ですが、他の人達はあなたほど完璧にものごとをこなせる人ばかりではありません。

またその物事に対するあなたのハードルが高すぎるかもしれませんし、もっと低いハードルでもクリアできるものかもしれません。自分と同じレベルを求めすぎないように、少なくとも他人にあなたの完璧さを求めないように気を付けましょう。

たとえば完璧に資料やレポートを仕上げなくても、主張したいポイントがきちんと伝わるものならばそれでも十分なことも多いです。

自分に自信がある

「~するべき」が口癖になっている場合は、自分に自信がありすぎる状態です。こうすべきという思考がベースにあって行動しています。

世の中にはいろんな考え方があります。違う考えをもって違う方法でものごとを進める人を見ると、『なんで?これはそうじゃなく、こうすべき』と相手を否定して自分の「べき論」を押しつけ、責めてしまうこともあります。

自分にとって良いことは、きっと他人にも良いはずだと思っていますので、自分の言う通りにすればうまくいくと思っています。ですが現実はそうでもありません。

自分にとっては良いことでも他人にとってはやりにくいことや合わないこともあります。「~すべき」ということにとらわれすぎると、その方向からしか見れなくなり視野が狭くなる可能性もあります。

また、自分に絶対の自信があるので、他人の助言や注意を素直に聞き入れにくい傾向があります。助言を素直に聞くことができないと、そのうち周囲の人から助言もされなくなります。成長のチャンスを失ってしまうことになり残念です。

自分の常識は世間でも常識とは限りませんし、世間の常識が常に正しいとも限りません。それぞれの考え方があって良いのです。

人の上に立ちたい

「~するべき」という表現をすると、強い言葉になります。立場が弱かったり、言い返せないようなおとなしい人などに威圧的に使うことでマウントをとります。「こうすべきでしょ!?なんでできてないの?なんでわからないの!」などと勢いよく責められてしまうと、タジタジになってしまいますね。

自分や他人を責めてしまう

自分の行動を「こうあるべき」 「こうするべき」と思い、そのように進んでいきます。上手くいかなかったときには、「もっとこうすべきだった」と自分を責めてしまいがちです。

行動をしてる時から、「しなければならない」というプレッシャーが必要以上にかかっているのでメンタル的にもゆとりがなく、とてもつらい思いをします。このタイプの人は、他人の行動が自分の思い通りにならなかった場合、その人を責めてしまいます。

例えば、「社会人なら、少しの熱や風邪くらいなら出勤するべき」と思っている『べき思考の人』は、熱が出て体が辛くても、無理をしてでも出勤して働いているのでしょう。そのため同僚が風邪で休んだときには、風邪くらいで休むなんて甘えてる!とイライラしてしまいます。

他にも、例えば上司が部下より先に帰ったのをイライラしたなら、上司は部下が仕事を終えるまで退社せずに見守るべきという心理が働いています。

「~するべき」が口癖への対処法

真ん中に視点という文字があり、、視点の字の周りを時計回りにやじるしが3つ回っている画像

「するべき」が口癖になっているのに気づいた時が直し時です。意識的に変えていく必要がありますが、あなたの見ていた方向以外のところから同じ物事を見てみるようにしてみると、考えも変わってきます。

物事は一方向だけではなく多面的です。いろんな方向から物事を見る目を養うことで、視野はもっともっと広がるでしょう。深呼吸をして、肩の力を抜いて冷静になって、他の方法や他の見方はないかという視点で、もう一度見てみてはいかがでしょう。

他の言葉に変える

「するべき」と言いそうになったら、他の言葉を使うようにしましょう。

例えば、「~という方法もあるよ」です。

グループで何かものを作っていて、それぞれいろんな方法で作業しています。あなたの方法も間違っていないとしても、相手の方法も間違っていないかもしれません。

そんな時でも完璧主義のあなたは、自分の方法が一番だと思っているので、みんなにもその方法で作業するように求めてしまいがちです。どうしても自分の方法を伝えたい場合は「そんな方法もあるんやね。私はこの方法をしてるよ。」と自分のしている方法をやんわりと伝える程度にとどめましょう。

すすめた方法を相手が取り入れるかは相手次第です。どう見ても、やりにくそうな方法でしているときは、「~するべき」ではなく「~という方法もあるよ」という言葉をおすすめします。

その後、相手がその方法を受け入れるか、自分のやり方を貫くかは相手の考えや気持ちしだいです。せっかく教えたのに!こうすべきなのにまだしていない!とイライラせずに、「人は人。同じ方法をしなくても良い」という気持ちを持つことが大切です。

違う方向からできているところを見る

自分が考えるようにできなかった、または人が思うように動いてくれなかったときに、「~すべきだった」と考える前に、できたところは何かを考えてみましょう。

例えば、「社会人なら風邪ひいた程度で休むべきではない」という考えに対して、

・風邪をひいて出勤すれば、周囲にうつしてしまう可能性があるので、しっかり治してから出勤しようとしている。

・無理して出勤しても、パフォーマンスが下がり効率も悪いので、1日しっかり休んで、翌日から仕切り直そうとしている。

このように考えれば、イライラもなくなるのではないでしょうか。

まとめ

私は「べき」が口癖にまではなっていませんが、人が自分の思うように動いてくれていないときにイライラすることがあります。そのようなときは「~べき思考」が働いているのだと思います。こうすべきやのに、なんでせえへんの!とイラっとしてしまうのでしょうね。

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