やる気スイッチは、どこにあるのでしょう? 背中に見えないネジでもあるのでしょうか? 実は、やる気スイッチは、脳の中にあります。誰にでも、やる気スイッチは存在しています。
場所は、脳の中にある『線条体』 という部分です。そこが活性することで、やる気スイッチが入ります。仕事や勉強をしようと思うんだけど、どうしてもやる気がでない…そんなときでも線条体が活性すると、次第にやる気がでてきます。
結論から言うと、やる気スイッチを入れる方法は、「やる気がないままでもまず始める」 ことです。いざ始めると気分が乗ってくるので、いつの間にかやる気スイッチが入って作業がはかどっていませんか?
やる気スイッチの入れ方
「いい加減掃除機かけないとなぁ…でもやる気ないなぁ…めんどくさいなぁ…明日でいっか♪」とか、
「仕事が嫌というわけではないけれど、なんとなく今日は仕事いきたくないなぁ…やる気でないなぁ。休みたいなぁ…」 などを思う時って、ありますか? 私はよくあります。
そんな時は、やる気スイッチを誰か押してくれないかなぁと、思います。ですが残念ながら、やる気スイッチは誰かに押してもらうのではなく、自分でスイッチをONにするものです。
やる気スイッチは脳内の 『側坐核』 というところにあります。ここが刺激を受けると、やる気物質(ドーパミン)が出てきます。人は、何かを始めるまでが一番腰が重いので、そこを動かすことができればOKです。
「掃除するの面倒やなぁ」 と思いながらでも、掃除機をかけ始めると、そのうちテレビの裏の隅までしっかり掃除機をしていたり、掃除機だけでなく拭き掃除までしていたりするのは、やる気スイッチが入ったからです。
そのような、やる気スイッチをONにする方法を紹介します。
とにかく始める
やる気を出すには、まず始めることです。めんどくさいなぁ…と思いながらでも良いので始めていくと、徐々にやる気スイッチのある側坐核が活性し始めて、数分でやる気スイッチがONになります。
「やる気が出てから、動く」のではなく、「動くから、やる気が出る」ということです。少しずつでも、小さな動きからでも良いので、まずは動いてみましょう。
想像する
行動することも嫌という場合は、想像をしてみましょう。ポイントは、具体的にイメージすることです。事細かく、自分がどのように行動していくかを頭の中でイメージします。
具体的に細かいほど効果があります。今から始める行動の良い部分に焦点をあてて想像します。負担のかかるところを想像してしまうと、したくなくなります。
そのため、行動後褒められるだろうなとか、終わったら好きなお菓子を食べよう♪などとイメージしましょう。そうすると、脳は活動し始めますので、やる気スイッチが入っていきます。
例えば、ピアノの練習めんどくさいと思ったときに、練習している曲が弾けている自分を想像してみましょう。弾けるようになってうれしい気持ちも同時に想像しましょう。スマホなどでその曲を聴きながら想像すると、より効果的です。私はよくこの方法でピアノの練習を始めていました。
姿勢を正す
姿勢を正すとやる気がでるホルモンが出てきます。テストステロンという男性ホルモンです。効果的なのは、頭の上で両手を組み、ぐーっと伸ばす姿勢です。両手を広げてゆっくりおろします。背筋も伸びて気持ち良いです。頭も体もすっきりします。
他にも、鏡に映る自分に、「できる!」 と暗示をかけたり、にっこり口角を上げて笑顔になったりするのも、やる気がでてきます。
習慣にする
日課にしていることなどは、特に苦がなくしているのではないでしょうか? それをするのが普通だと思っているからです。朝起きたらまず、歯を磨くとか、自転車通勤とか。
私は最近、自転車通勤から徒歩通勤に変えました。初めは、「歩くのやっぱりしんどいな。明日からチャリに戻そうかな」 など思っていました。
ですが、徒歩通勤にも慣れてきて仕事は歩いていくものというのが習慣になってきます。すると初めのような気持ちはなくなり、今では徒歩通勤が苦ではなくなっています。
場所を変える
仕事をしていても、すぐに気が散る。息詰まる。そんな時には、場所をかえてみるのも一つです。リモートワークで自宅以外でも勤務OKならば近くのカフェで仕事をするのも良いでしょう。
一度外に出て、空を見上げながら深呼吸をして気分転換を図るのも良いですね。
仕事でやる気スイッチが入らず、はかどらないときの対処法
やらなければならない仕事が溜まっている。全然はかどらないのは、やる気スイッチが入っていないから? 抱えている仕事の種類や量、環境、体調など様々な要因が重なっている場合があります。
また、手間がかかれればかかるほど、「大変」 「面倒」などの気持ちが出てしまうもの。どこから手を付けてよいのかがわからないものも、後回しにしがちです。
対策は、少しずつでもコツコツとこなしていくことです。いつか終わりは来るものです。
頭脳戦の仕事の場合、脳が疲れてしまうと、脳が拒否している状態に陥ることがあります。「あーー!疲れた!ちょっと休憩…」 その休憩が1分…2分…zzzz…うたた寝が本気寝になってしまうことも。
対策は、休憩時間を決めてきちんと休憩し、時間を決めて再開しましょう。再開するときは、まためんどくさい気持ちがわいてきますが、無理やりでも立ち上がりましょう。休憩時は、一旦外に出るなど環境も変えるとより効果的です。
やるべき仕事が多すぎると、頑張っても成果が見えない、いつまでたってもゴールが見えてこないと目標を見失ってしまいがちです。そのうち疲れがたまってしまい、やる気も次第に失われてしまいます。
そんな時は、仕事での成功体験を思い出してみましょう。 あの時も大変だったけど、やり切った時に喜んでもらえた。ほめられた。など思い出すことで、よっしゃ!やるか!という気持ちがわいてきます。
まとめ
やる気スイッチはあなたの中にあります。スイッチを押してから動くのではなく、動くからスイッチが入るということでした。目の前のすべきことを終わらすために、さぁ!動きましょう。とにかく少しでも始めてみましょう。やる気スイッチが入ります!
コメント
ブログランキングから来ました。
最近暑くてやる気が出ないことが多かったのでとても参考になりました。
動くからスイッチが入るのですね。とにかく行動してみます。
ありがとうございました。
fumi様
コメントありがとうございます! そうですね。突然暑くなったので、例年よりも暑さがこたえますし、やる気もでなくなりますね。
ぜひ、まず動いて、ご自身のやる気スイッチを押してあげてください(*^^)v
私もめんどくさい…と思うことも多いですが、動くように頑張ります!
ブログ読んで下さり、ありがとうございました。