媚びる人は、上司にうまく取り入るなど、あまり良いイメージがありません。人を見る目のないポンコツ上司の場合は、コロッと騙される。そんな媚びる人間に嫌悪感を抱く人は多いです。媚びている権力者が異動になったり、退職すればとたんに自分の足元は揺らぐでしょう。
媚びる人の特徴・心理
人に媚びている人はどんな特徴があるのでしょう? 心理も混ぜて紹介していきます。
お世辞が得意
媚びる人はお世辞が上手です。相手が喜びそうなポイントを察知するのが早く、ほめたたえることができます。「さすがですね」「段取りがいいですよね」など、たとえ内心ではなんとも思っていなくても好かれるためなら平気で言います。
媚びる人は、自分を特別な存在として大事にしてほしいという下心をもって言います。でも、お世辞とわかっていても、褒められた相手は嫌な気分はしません。
自分にメリットがない相手には露骨に態度を変えます。裏表が激しく、損得勘定がはたらく計算が高い人です。
本音と建て前
媚びる人は、自分の意見や行動をできる限り相手に合わせようとします。そのために必要なのが、本音と建て前の使い分けです。本音を言うことで、不利な立場になりそうな場合は、本心とは裏腹の言動も平気で言います。
媚びる相手の言うことに反論することはありません。どのようなことも相手に同調し、イエスマンになります。周囲にはまるバレで、みっともなく見えていても、当の本人は気づいていません。
権力を持つ人に近づく
権力のある人に取り入れば、自分にメリットがある・またはメリットが欲しいために近づきます。職場でいうなら、上司です。どういう人に媚びれば良い影響があるかを考えて、媚びる相手を選んでいます。
上司の権力を盾に自分の好きなようにしたいと思っています。見る目のないおバカな上司なら、コロッと騙されるのでしょう。
笑顔で印象を良くしようとする
自分を気に入ってもらいたいために必死です。笑顔で、ワントーンあげて近づき、感じの良い人だと印象づけようとします。でも、媚びる人は、本当は相手を自分のために利用しようとしているだけなので、媚びている相手が失脚したときは、途端にコロッと態度を変えます。
心の中では相手をバカにしていますし、よく見ていると媚びているのか本心でほめているのかわかってきます。そういうやり方は、徐々に周囲にもバレていきます。自分を持っていないからこそ、できることです。
媚びる人への対応
媚びる人は、媚びる相手を選んでいますので、見る目のないおバカ上司なら、だまされます。それで評価を上げてもらい出世する人もいるでしょう。でも、能力もなく出世しても、実力がついていきません。
周囲から呆れられているのに気づいておらず、「自分は上司のお気に入り」という大きな態度の割に、それについていけていない実力の差や視野の狭さなどからギャップがでてきます。
媚びる人とはできるだけ関わらずに、放っておくのが一番です。業務上の会話だけして、さっとその場を離れましょう。でも、そのような状況に納得がいかないようなら、転職も検討することをおすすめします。
もしも自分に媚びてきた場合は、特別扱いはしないようにしましょう。媚びられたらいやな気持はしないので、おだてられるままに仲良くなり特別扱いし始めれば、あなたは途端に見る目のない人と思われ周囲からの信頼を失いかねません。
媚びる暇があるなら、自分の実力をつけるための努力をした方が、いくらも将来、役にたつと私は思います。
媚びる人の末路
上司や特定の目上の人にだけ媚びていると、周囲から嫌われます。結果、人間関係もうまくいかなくなってしまうでしょう。
その上司がいる間は、周囲は冷ややかな目で見るだけで、何も言わないかもしれません。媚びていた上司が異動になり、あなたを良く思わない人が上司になった場合、途端に状況が変わります。そうなった時には、周囲からもここぞとばかりにそっぽを向かれる可能性が高いです。
また、うまく上司に媚びて出世させてもらったとしたら、ポンコツ上司の出来上がりです。ポンコツがポンコツを生む職場…
ポンコツ上司の特徴と対処法の記事はコチラです。
まとめ
上司や先輩に好かれると、仕事をするうえで働きやすいですし、得することが多いのは確かです。ですが、好かれるために必要以上に媚びまくったり、裏表が激しいのは、やりすぎですね。
でも、媚びている部下をえこひいきして、木偶の坊を出世させようとしている管理職がいる職場もあります。そこで頑張っている、本当に実力のある人達が宝の持ち腐れでもったいないです。デキる人たちはさっさと見切りをつけて退職してしまいます。
転職せず、そこで頑張るとしたら媚びる必要はありませんが、人脈作りは大切です。きちんと仕事をこなし、結果を実力で出していきましょう。
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