フレンド(友達)とエネミー(敵)を組み合わせた俗語の『フレネミー』。友達のふりをした敵対者のことをフレネミーと言います。社交的な人が多く、接し方も優しいのでわかりずらいです。
友達のように見せかけて、陰で悪口を言っていたり、マウンティングをとってきたり、ディスってきたり。フレネミーの罠にはまると、それまでの周囲からの信用を失ってしまいかねません。
友達のふりをしているフレネミー女子の特徴
フレネミー女子は、友達を見下していて、気さくに話をしているはずなのに、マウンティングをとってきたり、小言が多かったりとじわじわ攻撃を仕掛けてきます。その人と話していると、気づくととっても疲れています。そういう相手はもしかしたらフレネミーかもしれません。
友達のふりをしていますが、人の不幸やミスが大好物です。マウントをとられていたり、自分の陰口を巧妙に言われていたと気づいても、周囲はとても仲の良い友達どうしと思っているため、対策しづらいです。
それならばと、自分も陰口を言ってしまったりすると、それこそ、『親友だと思ってたのにひどい!』などと騒ぎ、周囲を味方につけて、さらにあなたを陥れようとするでしょう。
表の顔と裏の顔を持つ
表の顔は人懐っこく、優しく笑顔で接しています。その反面、裏ではコソコソ悪口を言っています。自分にメリットがある人にくっついていきがちです。また、人間関係は打算的なため、その人よりもさらにメリットがある相手が現れたときにはさっさと鞍替えます。上司への媚の売り方は天下一品です。
人の幸せが嫌い
フレネミー女子は、人の幸せを喜ぶことができません。自分が1番でいたいのです。友達に彼氏ができても、その人と結婚することになっても、許すことができません。
そのため、「あの人はどうかと思うわ」などと口出し、あなたのためを思って言っていると言いながら反対してきます。本当にあなたのことを思って反対しているわけではなく、結婚という幸せをつかむあなたへの嫉妬心からです。
例えば、難しい試験に受かったとしても「へぇー。で、その資格を取って何がしたいの?」 などとそっけない返事だけで、「おめでとう」とか「頑張ったね!」などという言葉は言えません。
また、その人のことを信用して相談事をしたときには、話を親身に聞いてくれますが、本音は違います。その後、周りの人達へその内容をペラペラ話してしまうことも。
人懐っこい
相手に心許してもらわないといけないので、初めはとても人懐こいです。フレネミーは人のうわさ話が大好きです。必要以上に詳しく聞きたがります。根掘り葉掘り聞いてくるので、すごく親身になってくれていると感じてしまいます。
ですが、詳しく話を聞くことで、自分が優位に立てる情報を探っているだけです。それなのに、相談事を詳しくしていると、その情報はあなたが困るタイミングで周囲にばらされるかもしれません。
友達がいない
大人になるにつれて、学生時代の友達と疎遠になるのはよくあることです。結婚や出産などで生活が変わったり、転勤などで離れてしまうこともあります。ですが、それでも連絡を取り合っている友達が1人や2人いるのではないでしょうか?
フレネミー女子は、初めは仲良くなる友達ができても、いずれ本性に気づかれて距離を置かれるので、長く付き合える友達がいません。
ディスってくる
あからさまにディスってくるのではなく、さりげなくディスってくるので、その時には気づかないこともあります。でも、なんだか、その人と話した後は、モヤモヤとして疲れる…
例えば、「メイクがすっごく上手よね。すっぴんと全然違う。そこまで顔を変えれるなんて、メイクの力ってすごいね」 一見、とってもほめているように聞こえますが、元はかわいくないと言われているようで、全くうれしくないですね。
フレネミー女子のターゲットにされやすい人
フレネミー女子は、自分が一番になりたいので、自分より優れている人に対してマウンティングしてきます。仕事ができる人や、容姿端麗な人、自分より幸せそうな人、お人好しな人などを見るとロックオンされてしまいます。
また、人見知りの人は、人懐っこく近づいてくれると受け入れてしまいがちなので狙われやすいです。はじめはフレンドリーに近づいてきて、人懐っこく、あなたのことをほめてくれるけど、時折嫌味が混じるような場合、フレネミー女子の可能性があります。利用されないように気を付けましょう。
フレネミーへの対処法
友達だと思っていた人が、フレネミーだったら、付き合い方を考えたり慎重になることをおすすめします。
できるだけ関わらない
できるだけ関わらずに距離をおいていくのが一番です。特に、職場も違う、今後付き合わなくても問題ないようなら、連絡手段を切ってしまうのも一つです。
自分の話をしないようにする
職場が同じだったり、子どもが同級生だったりして、関係を切ることができないこともあります。フレネミーはあなたの情報を聞きたがりますが、聞かれても曖昧に答えるようにしましょう。
「いろいろあったけど、なんとかやってるから大丈夫」などと流し、「それよりも、あなたのあの話どうなったの?」と逆質問攻めするのも一つです。あなたから話をするときは、できるだけ事務的な会話だけするようにしましょう。
まとめ
人が集まるほど人間関係は難しくなります。親しげに、人懐っこく近づいてくる人すべてがそうだとは言いません。ですが、その中にフレネミー女子が混ざっているかもしれません。
ただ、女が多い場では、フレネミー状態は普通によくあることなのかもしれないなと思ってしまいます。
話をしていると疲れると感じたり、あなたと話をしていた後で別の人にコソコソ話をしていたりする場合はフレネミー女子の可能性が高いでしょう。しばらく言動をよく観察し、疑わしいなら距離を置きましょう。
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