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学位授与機構の小論文試験を受験して

学士(看護学)
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学士レポートを提出して、受験票が届くといよいよ最後の関門・小論文試験があります。この試験に合格すると、学位が授与されます。

小論文の問題は自分の提出したレポートから1~2題、出題されます。そのため、受験場にいる人たちすべての人の問題はそれぞれ違います。試験時間は90分です。試験会場は東京と大阪の2か所です。

学位授与機構・学士(看護学)の小論文の経験談

学位授与機構の小論文試験は、東京と大阪の2か所で行われています。どちらかに近い場合は良いですが、遠方からの場合は午前の試験の場合は前日には到着しておく必要があります。試験時間帯は、午前と午後に分かれています。私は、午前の部でした。試験時間は90分です。A4用紙が3枚封筒入っていて、1枚目には受験番号や氏名・専攻分野、自分の書いた小論文のテーマが書かれています。

残り2枚は表裏に点線の横線が引かれている用紙です。そこへ、テーマに沿った小論文をどの問題を書いているのかわかるように記入してから、実際に書いていきます。文字数の制限はありません。表に書ききったらそのまま裏に続きを書いていきます。

小論文の試験問題は、自分の提出した学士レポートから出されます。オーダーメイドの出題で、受験生ごとに問題が違います。問題は、3題出だされる場合と2題だされる場合があるようですが、私は2題でした。1題につき1枚半ずつ小論文を書きましたが、見直す時間はほとんどなかったです。手書きのため、書き直すとしてもなかなか難しいです。

小さな字でびっしりと詰めて書くよりも、少しゆとりをもった字の大きさとスペースで書く方が後で少し足したい!と思ったときに便利です。その周辺だけ小さな字に書き直して足すことができます。

小論文ですので、序論・本論・結論の3部構成で書く方が、読み手にわかりやすいです。私は、試験開始後、問題の余白に『序論はこう書こう、本論はこのことを書こう、結論はこうもっていく」 というように大まかな見出しをさっと組み立ててから書き始めました

そうすることで、内容がぶれにくく最後まで書けたと思っています。ですがそこに時間をかけすぎると、書く時間が無くなりますので注意が必要です。

この時に、全く違う内容を書くのではなく、レポートの内容書いた方が良いようです。提出したレポートを本当にこの人が書いているんだなということをわかってもらうこともできます。

読み手は看護の専門家ではない可能性もあります。そのため、専門用語をできるだけ使わずに書くことをおすすめします。申請は4月と10月の2回、試験は4月申請は6月、10月申請は12月です。

試験にレポートの持ち込み不可ですので、申請してから日がありますし試験前にはレポートをしっかりと読み返しておきましょう。試験開始前は持参して、レポートを読むことは可能ですが、試験中はみることはできません。

小論文の出題傾向

テーマの出題傾向は、受験者本人が学習成果レポートを書いているかを確認するものや、学士の水準を満たす学修ができているかを確認する問題が出されます。また、学習成果レポートの中で、述べられていない内容を問うこともあるようです。

私の学修成果レポートのテーマは、「スキンテアと予防ケアに関する一考察」でした。

小論文試験で出された問題は、

1;高齢者に多く生じるスキンテアの原因について述べよ

2:日常的ケアにおけるスキンテア予防の具体策を、事例を通して説明せよ

この2つでした。

2つとも、レポートの中に記載してある内容でした。

いすず
いすず

私への問題は、本当に自分でこのレポートを作成したのかを問う軽い問題だったと思います。

1に対しては、高齢者の皮膚の状態やスキンテアが生じやすい状況などについて書き、~だからスキンテアができやすいとまとめました。

2に対しては、事例はレポートに書いた内容を書きました。それを行うためには、看護はチームで行うものなので日常的ケア方法の情報共有をして、誰がケアしても同じことができるようにすることが大切ということを書きました。特定看護師として自分の役割も書きました。

学位授与機構の合格率 

令和2年10月期の各位授与機構の合格率は、96.7%です。2366人申請し、2290人が合格しています。そのうち看護学の申請は267人で、244人合格しているので、91.3%の合格率です。

学位授与機構で試験を受けるのは、専門学校や高専や短期大学を卒業している人たちが、更に通信大学で積み上げ単位をとって勉強を重ねてきた人たちです。働きながら時間を作って勉強するなど、バイタリティのある人たちです。なかなか、できることではありません。

だからこそ、この高い合格率になるのかもしれません。だから、自信を持ってください♪ 看護研究や論文を書くわけではありませんので、難しく考えずに、私はこんなことを学びましたということを一つに絞って学習成果レポートを書いてみましょう!

学士レポートの書き方は、「学士(看護学)の学修成果レポートのテーマ|学位授与機構試験に向けて」で詳しく解説しています♪

学士試験の結果

学士表紙
学位記

6月の試験は8月末頃、12月の試験は2月末ごろに簡易書留で届きます。残念ながら不合格の場合は普通郵便で来るそうです。例年、金曜日に簡易書留で発送していることが多いようです。地域によって配達にかかる日数は違います。

近隣なら、翌日、関西などは翌々日です。私は、大阪なので金曜日に発送されて日曜日に届きました。到着した郵便物を見るだけで合否はわかります。合格なら、立派な学位記が同封されているので分厚いです。

まとめ

働きながら勉強をすること自体、継続することは難しいものです。ですが、積み上げ単位をとり、学習成果レポートを作成し、試験に挑む。そのチャレンジ精神はすばらしいと思います。学士を取得したら、それを活かした仕事ができるとよいですね!

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